サイズ:W480×D350×H460 SH430mm
材質 ラタン(籐)
デザイン 渡辺力 1956
納期 1ヶ月(受注生産品)
日本が初めて参加した1957年のミラノ・トリエンナーレ展で金賞を受賞したスツール。鳥居をモチーフにしたこのスツールは海外でも高い評価を得ています。座は、三次元の湾曲したフレームを皮籐で編み、美しい曲面を作り出しています。脚の間の補強部材は、脚の開きを止め、座と脚を固定させ、座の変形を防止するという様々な役割を持っています。デザインと籐加工の技術が一体となって生まれた、籐家具の傑作です。
厳しいバランスが命のこのデザインは繊細な籐職人の技がなければ完成出来ない傑作達です。それまで季節家具のイメージが強かった籐製の椅子が、モダン・デザインとして暮らしに提案され、現在も親しまれています。
■渡辺力 / Riki Watanabeのプロフィール
1911年東京生まれ。1936年東京高等工芸学校木材工芸学科卒業後、ブルーノ・タウトが 指導をしていた群馬県工芸所を経て、
1949年渡辺力デザイン事務所を設立する。
1952年ローコストの椅子「ヒモイス」で注目を集める。
1956年同事務所をQデザイナーズに改称し、渡辺優、松村勝男と共に スタートする。
1957年「トリイスツール」と「円形センターテーブル」がミラノ トリエンナーレで金賞を受賞。
1972年の日比谷第一生命のポール時計が代表作として広く親しまれている。ヒルトンホテルの室内設計にも関わった。
現在も時計や家具などのデザイン監修を中心に、現役デザイナーとして活動を続けている。
★ 1957年彼の代表作と言われてる籐家具「トリイスツール」★
今から52年前の1957年ミラノ・トリエナーレで金賞を受賞し、海外で高い評価を受けた、渡辺 力トリイ スツールです。名前のとおり、モチーフは鳥居。
真正面から見ると完全なシンメトリーのフォルムで鳥居の形に見え、斜めにすれば籐が織り成すオーガニックで豊かな曲線美が強調されます。