アレルギー、シックハウス対策にもお勧めな籐家具(籐の学術的 研究)

この話は、以前京都で籐製品を販売されていた店主に教えてもらいました。

昭和初期、戦前の祇園で昔の話ですが、京都の祇園で籐の粉が、煎じ薬として売られていたそうです。

どんな粉末かは、今では解かりません。

おそらく、籐で怪我をしても化膿しないということから、使用されていたのでしょうか。

現代でも籐は、このような効果が期待され、研究されています。

1.酵素作用 (京都大学 平井教授グループ)

籐で指などを怪我しても、竹材などとは異なり、傷口は化膿しないと言われている。
このことから籐には抗菌作用があると考えられる。

実際、籐・メタノール抽出物の枯草菌に対する抗菌試験を行ったところ、
明瞭な抗菌活性を示した。今後籐は天然抗菌素材としての利用も期待される。

2.有害物質の吸着性 (京都大学 森谷教授・(財)日本紡績検査協会)

籐は多孔質なので、吸着性が良いと考えられてきましたが、
今回の実験(テドラーバッグ法による24時間吸着試験)により数値としても高い吸着性が実証されました。

天然の抗菌作用と合わせて、シックハウス対策の低VOC住宅建材としても有望と思われます。

実際に、このようにも利用されています。

●多孔な繊維質が水をろ過し根が殺菌している事からジャングルでの飲み水としても利用される。

●漢方薬として今も利用されている。

●強靭な繊維質である事から、大きな船の係留用ロープとして、使用されている。

●戦争中、湿地帯の中で隠れた生活だが、人間の内臓を守ったのは籐であるとも言われている。

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最近の研究ではホルムアルデヒドなど建材から放出される
有害物質を吸着する効果があることがわかってきました。

その吸着力は最新の光触媒技術よりも桁違いに優れているそうです。
アレルギー体質のかた、シックハウス対策にもお勧めいたします。

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▼▼PS 籐はこんなところでも活躍してます!▼▼

籐細工は作業療法で用いられる治療的手段の一つです。
半身マヒのリハビリなど

籐細工では、上肢・手指機能の改善や両手の協調性、構成能力、
注意機能、集中力等に対しての働きかけが可能です。

そして、何と言っても楽しみながら行なえるリハビリとして「生きがい作り」にも繋がります。
心にも身体にもよい効果が期待できる作業療法らしい手技の一つです。

 

糸や籐を持つための手首を返すことが必要です。麻痺する前は、人よりも上手く出来ていた作業が出来ず、焦りやイライラがありましたが、力が入りにくい麻痺した手には、負荷の小さい作業を繰り返すことが有効でした。その後順調に回復し、2ヵ月で握力が20kgになり生活で不自由なく「使える手」になりました。編み物を用いた作業療法は、私の橈骨神経麻痺の回復過程には有効であると感じました。