籐は極度の乾燥を嫌いますので、時々濡れた雑巾などで拭いてください。
ただし、籐は生き物ですので、水分は充分拭き取ってください(カビの原因になるため)。
よく他店で見かけるのですが、籐以外の素材であっても籐として販売されていることがあります。
籐に良く似たもので水に大変弱いものがありますのでご注意ください。
湿度、温度により伸縮する性質がありますので、ガラスの入れ替え時などでは特に注意してください。
部材の接続部分の巻き箇所はほこりが溜まり易い。
⇒綿棒でホコリをかきだすか、掃除機のアタッチメントを使いホコリを吸い取る。
編み込み部分やフレームとフレームのホコリを取る。
⇒柔らかな古いブラシ等を使ってかき出しながら、掃除機で吸い取る。
手あかやひどい汚れの場合。
⇒洗剤液に浸したスポンジまたは布で洗剤拭きをする。その後水拭きをして、
乾いた布でから拭きして水分をしっかり拭き取っておいて下さい。
塗装のハガレやスリキズの補修。
⇒塗装と同じ色のオイルステイン(ホームセンターなどに売っています)を
古布などに沁み込ませ、手拭きしてください。簡単に補修できます。
修理前
修理後
以上が籐家具のお手入れ方法です。
もっと知りたい、ここがまだ判らないという方はメールでご質問ください。
店長の小川が知っていることは全てお答えいたします。
PS
古くなった籐椅子は捨てずに再利用出来ます。顔料系ペンキでリメークをすれば 屋外用のプランターとして使えますよ。
<ものの命を循環させる職人仕事>
職人の手の仕事から生まれた製品は、大量生産の品と比べて高価ですが、壊れてもまた職人の手によって修理されることで長く使うことができます。
籐の一部が破損しても再生が可能。
弊社には100年前につくられた籐家具が今も修理に持ち込まれています。
今日も店長 小川 修理 頑張っております。
職人が作る籐家具は、日本人が愛してきた木の美しさと温かみと、
ものを大事に使い継ぐエコロジー的精神を伝えます。